2006-09-16 嵐の夜に… 旅 強風が吹きすさび、締め切った窓の隙間から吹き込んだ風がカーテンを揺らす… 突然、ドアがノックされる… ドアの外には、宿のオバチャンが立っていた。 「今夜停電するかもしれないから、シャワーは早めにしてくださいね」 「あと、窓は絶対あけないで…」 懐中電灯を置いて、オバチャンは去って行った。 風音と、台風に備えて何かを打ち付ける音が、宿の中に響いていた…