闇のイージス第26巻

ISBN:4091511554
 七月鏡一さん原作作品です。
 七月さん自体が平井和正ファンなためか、本作の主人公「楯雁人」が平井作品の主人公と重なって見えてしまいました;(盗作うんぬんって話ではなく、主人公の作中での生き様と言う意味で…)
 平井和正の小説「幻魔大戦」の東丈とか、アダルトウルフガイシリーズの犬神明のように、楯雁人は世界に対して素手で殴り込みをかけながら、己の信念を曲げず、魂から血を流しながら闘います。
 絶望と言う暗闇を突き抜けたその先にある光を目指す姿は、私の魂を揺さぶるのです。
 第一部完結となるこの作品は「七月版幻魔大戦」なのだなぁと、マンガの単行本には珍しい原作者のあとがきをニヤニヤ笑って読みながら思ったのでした。

 この巻で一番ひどい奴は、「明日の顔」編に出てきた吉沢だと思うのは、私だけでしょうか…