2006-05-07 「ゲド戦記III」 本 考えると、かなり怖い話ですな。 敵の姿は見えず、世界の底がぬけ、魔法やプロの技が、指の間からこぼれる砂のように静かに失われていく… 大賢者となったハイタカ(ゲド)にも、世界の始めから生きている竜にさえも原因が分からぬまま失われていく力… 激しい戦いも派手な魔法もなく、対話の中で真実が語られ、やがてクライマックスを迎える。 面白い! クラクラするくらい幻惑的で、すばらしかったです。 ――― ただ、あの物語をどうやって映像化するのだろう? スタジオ ジブリの実力が問われますな。