「第9地区」ネタばれ感想
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/08/11
- メディア: Blu-ray
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■あらすじ
南アフリカ共和国・ヨハネスブルク。
ある日突然、宇宙船が飛来し、乗っていた宇宙人を保護する地球人たち。
昆虫のような彼らは、まるで難民のように地表に設置されたキャンプに収容される。
・・・それから28年後、「第9地区」と呼ばれるスラム化したその場所は、MNUという超国家機関によって管理されている。
そして、地域住民に嫌われる彼らを「第10地区」へ移送する計画が実行に移された・・・
■感想
突っ込みどころ満載でしたが、疑似ドキュメンタリー形式の映画として面白かったです。
「南アフリカ」「難民キャンプ」などなど、現実世界の色々を風刺しているような設定とかも良いですなぁ。
この作品は、架空の事件をあたかも実際にあったかのようなインタビューを重ね、監視カメラ映像やヘリの空撮映像を積み重ねてストーリーが進んでいくのですが、戦闘シーンがとにかくグロいのがちょっとイヤンな感じです;
飛び散る血潮、嘔吐する黒い液体、一瞬で蒸発する地球人・・・うっぷ;
ただ、主人公のヴィカスのダメダメっぷりが素晴らしかったですな!
基本的に自己大好きなくせに、ときどき良心の呵責に耐えられなくなって良いことをしたりする・・・
自分がハメられたと思ったら(それが相手の精一杯の善意でも)無視して自分のやりたいようにやって大失敗したりするところなんか、唖然とするぐらいダメダメですばらしい。
もし主人公が、「元特殊部隊の凄腕エージェントなコック」だとかだったら、絶対見ないと思うし、タイトルが「沈黙の第9地区」になっていたと思う・・・って関係ないか;
ラストの救われない感じも、全体の謎解き的解説がないところも、疑似ドキュメタリーとして良い感じです。
安易な続編が作成されないことを祈ってます;
■この映画の謎又は突っ込みどころ・・・(ネタばれ注意)
1)主人公のヴィカスが吸ったスプレー?って、燃料なのに病原菌のように感染するって・・・それが宇宙人のテクノロジーだと言われればそれまでなのですが・・・
2)28年後に宇宙船を動かせるようになるってどうゆうこと?だったら、地球に来てすぐに動かせよ・・・その前に、地球に来る必要性が分からん・・・